ついに買ってしまったぜ・・・・!
以前からずっと新しいヘッドホンを買おうと思って色々なタイプのモデルを検討していたのですが、やっと自分の要望とマッチするヘッドホンを見つけたので衝動でポチってしまいました。
購入前に最も検討したのはワイヤレスか有線にするかという部分だったのですが、汎用性や拡張性なども考慮して今回は有線タイプのヘッドホンを購入しました。
ということで、久々に購入したちょっとお高いハイレゾヘッドホンである「SONY MDR-1AM2」の購入レビューをしていきますっ!
SONY MDR-1AM2を購入した理由
スマホを中心に様々な端末からイヤホンジャックが廃止されつつある今、ヘッドホンやイヤホンを購入するとなればワイヤレスが当たり前になっていますが今回購入した「SONY MDR-1AM2」は有線接続のヘッドホンです。
かくいう私も最初は「SONY WH-1000XM3」というワイヤレスヘッドホンを購入しようと考えていたのですが「流石に音を聞かずに購入するのはどうなのか」と思い立ち、某家電量販店に試聴しに行ったところ、発見したのが今回のヘッドホンでした。
WH-1000XM3の音質に不満があるという訳ではないのですが、SONYのワイヤレス製品は全体的に低音が強い傾向もあり、もうちょっとフラットな音を求めていたところ、たまたま店頭に設置してあったDAPとMDR-1AM2を試聴してビビッ!ときて「これだ・・・・この音だ!」と衝動にやられてしまい、WH-1000XM3ではなく、MDR-1AM2を購入してしまいました。
価格帯としてはWH-1000XM3、MDR-1AM2ともにフラッグシップモデルとして販売されていますが、実売価格としては1万円ほどの差があるので、ある意味お得な買い物が出来たのかも知れません(遠い目)
まぁ、でもMDR-1AM2は有線ヘッドホンなので今後、リケーブルも出来ますし、ハイレゾDAPとの組み合わせやイヤーパッドの交換など幅広い拡張性があるので今後の改造が地味に楽しみでもあります。
いざ、開封の儀!
久々にヘッドホン買いましたが、お高めなヘッドホンから漂う高級感はやはりたまりませんね。
箱は下側からするりと開けられ、何だか同じくSONYのwenaを購入した時を彷彿させるような箱が現れました。
正面にちょこっと記載されたSONYのロゴがカッコよさを最高に引き立ててくれますね。
このお高いヘッドホン特有の溢れ出る高級感がたまりませんな・・・・・
デザインは非常にシンプルでマットブラックに統一されている感じも非常に好みで所有欲を満たしてくれそうです(※若干イヤーパッドがテカってるのは喜びのあまり触りすぎたせいなので新品はちゃんと綺麗です)
同梱物について
説明書など各種同梱物はもちろん入っていますが、特に注目したいのが付属のケーブルです。
ケーブルは標準で2個付属しているのですが、MDR-1AM2では通常の3.5mmケーブルの他に4.4mm5極のバランス用ケーブルも付属しています。
スマホや通常のオーディオ機器に接続するのであれば3.5mmケーブルだけで問題ないのですが、MDR-1AM2のようなハイエンドモデルを購入する人であれば、DAPなどの外部オーディオ機器を持っている人も多いと思いますので、4.4mmバランス用のケーブルが標準でついてくるのはかなりありがたい点です。
SONYのDAPであれば、NW-ZX300というハイエンドモデルだと4.4mmのバランス接続用の端子も設けられているのでより高音質でハイレゾ音源などを楽しむのであれば、組み合わせて視聴するのがおすすめです。
店頭でもMDR-1AM2とNW-ZX300の組み合わせで試聴してましたが、音の広がりと癖のないフラットな感じが本当に最高です。
装着感と本体の軽さが素晴らしい
今回のMDR-1AM2の中で音質も注目したい点ですが、個人的に最も注目したいのが本体の重量についてです。
というのも、以前から使っていたワイヤレスヘッドホンである「MDR-ZX770BN」の重量が約245gなのに対して「MDR-1AM2」の重量が約187gで40g近い重量の差があります。
数字にすると40g程度の違いですが、実際に持ってみるとその重量の違いに驚きます。
ヘッドホンは頭に長時間着けているものなので40gといえど、その違いは侮れません。数分程度の装着であれば違いは中々感じられませんが数時間ともなればその差は歴然です。
初めてMDR-1AM2を頭にカポッと着けた時は「えっ・・・・軽っ・・・・なにこれ・・・・」と衝撃が走るレベルで感動したものです。なのに気持ちいい低音と広がりのある音で満足度も高いんだからそれは買っちゃうよね。
また、装着感の要となるイヤーパッドについても低反撥ウレタンフォームが使われているので頭に着けると絶妙な押し返しでしっかりと頭の形状にマッチしてくれるところが良い点です。
イヤーパッドは旧シリーズであるMDR-1Aと同様に最悪ボロボロになっても交換することが出来るので、もし好みの装着感でなければいっそのこと交換してしまうことも出来るので安心出来ますね。
MDR-1AM2の音質について
「最高のヘッドホンなんだから最高の機器でハイレゾ音源を聞くぞ!」と言いたいところではありますが、私はハイレゾ対応を明記しているオーディオ機器を所持していないので今回は一般的なヒアリング環境でどの程度の音質で聞けるのか試してみました。
結論からお伝えすると「広がりのある音に心地いい低音、透き通るボーカルで最高だった・・・・」という結論に落ち着きました。
もちろん、ヘッドホンアンプや外部DAPを通しているわけではないので若干の音の弱さは感じますが、それでも音の広がりと粒だった楽器の音、心地よいバランスの低音が絶妙なバランスでミックスされていて、個人的には最高に好みの音質です。
ただ、欲を言うのであれば中音域、特にドラムのシンバルやボーカルの破裂音などが若干ですが耳に刺さる感じで聞こえる節はあるので、標準の音ではなくてイコライザで少し調節すればより好みの音になるかと思うかなーと感じる部分もありました。
あっ、あと試聴で聞いた音源はゼノブレイド2のサウンドトラック「Counterattack」という楽曲ですが、ゼノブレイド2の曲はマジでどれもおすすめなのでゲームも含めておすすめです。
一応ハイレゾで聞く環境もあるにはあります
ハイレゾ対応の機器を持ってないといいましたが、理論上はハイレゾ音源を流せる機器を実は持っています。
というのも、私が普段使っているオーディオインターフェイス「UR22」であれば「192kHz/24bit」に対応しているので理論上はハイレゾ音源を流すことも出来ます。
「ハイレゾとはなんぞ?」と言うところまで語り始めるとそれだけで1記事作れちゃうレベルなのでこの場では多くは語りませんが、もしポタアンなどのDAPも持っていないけど手軽にハイレゾ環境を作りたいという人はオーディオインターフェイスを買ってそれで音楽を聞くことをおすすめします。
実売1万円を切るオーディオインターフェイスでも「192kHz/24bit」に対応しているものもありますので、自宅環境であれば割と簡単にハイレゾ環境を構築することは可能です。
この辺りは折角、ハイレゾ対応ヘッドホンである「MDR-1AM2」を購入したので今後記事にしたいとも考えてます。
このヘッドホンはどんな人におすすめなのか
「音にこだわりたいけど機材持ってないしヘッドホンもそこその安いやつでいいかな・・・・」と妥協をしてしまっている人にこそこのヘッドホンを私はおすすめします!
確かに今流行のワイヤレスヘッドホンと違って有線接続なのでケーブルがある煩わしさも確かにあります。ですが、それを補って余りあるほどの拡張性や装着感、音質がこのヘッドホンには詰まっています!
「でも、ワイヤレスヘッドホンなら手軽に高音質になるんでしょ?」確かにそうとも言えますし、間違いではありませんが、より音にこだわりたい人にこそ有線のアナログヘッドホンを選ぶべきなのです。
もちろん、それぞれのライフスタイル合わせて手軽に持ち運べて外でも高音質!を重視するのであればワイヤレスヘッドホンですが、ヘッドホンと言えど少しでも自分好みに飾りたいと思う気持ちがあるのであれば、個人的には「MDR-1AM2」のような有線ヘッドホンをおすすめします。
将来的にリケーブルしてケーブルを変えてもよし、DAPを購入してバランス接続するもよし、イヤーパッドなどを交換して装着感を変えるもよしとガジェッター的な魅力が豊富に詰まっているのがアナログの良いところです。
私も将来的にはリケーブルでケーブルを自作しようとかも策略していますので、その際はまたレポート記事に出来たらと思っています(リケーブル用のケーブルも売っていますが公式品はくっそ高いんですよね・・・・)
まとめ
オーディオ機器のレビューって音の感じを伝えるのが本当に難しいから書くのが大変だけど、やっぱりいいガジェットはいいと伝えたいので書きました。
実売価格としては2万円後半程度で購入できるヘッドホンなので少し背伸びしてちょっと良いヘッドホンが欲しい人はぜひ検討してみる価値ありです。
良いオーディオ環境は毎日の生活を少しだけ楽しくしてくれますよっ!