「仕事用にそこそのスペックで軽めのノートブックが欲しい!欲しいぞ!」と思いDELLのノートブックである「New XPS 13」を購入してみました。
本当はHUAWEI MateBook 13やThinkPad X1 Carbon、Surface Proなどのロマン溢れるギークガジェットが欲しかったのですが、仕事で使うという点と値段的な制約も多いため妥協点として「New XPS 13」」をチョイスしました。
ということで、今回はDELLの新型ノートブックである「New XPS 13」を1ヶ月ほど使ってみて感じた印象などをファーストインプレッションとして紹介しようと思います。
購入理由について
冒頭でも少し話しましたが、基本的にガッツリと作業をするためのノートブックではなく、軽作業などを行うための仕事用PCとして購入しました。
軽作業と言ってもエクセルやメールではなく、画像加工やコーディングなどのサイト制作に伴う作業が中心なのであまりにもスペックが低くて重くなると困ります。
そこで、ハイスペックでも低スペックスでもない中間スペックである「New XPS 13」をチョイスしました。
正直、同じ値段で似たようなスペックの他のPCも選択肢にありましたが、そこは好みのデザインだったという理由で選びました。
「New XPS 13」のスペックについて
今回は必要以上の重たい作業などはせずにモバイル用途として、そこそこのノートブックで良いということでカスタマイズなどはせずに通常モデルを選択しました。
基本スペックは以下から
CPU | 第8世代インテル® Core™ i5-8265U プロセッサー |
---|---|
OS | Windows 10 Home 64ビット 日本語 |
ディスプレイ | 13.3インチ FHD (1920×1080) |
メモリー | 8GB LPDDR3 |
ハードドライブ | 256GB M.2 PCIe NVMe |
実際に仕事で簡単な画像加工やサイトのワイヤーフレーム制作などもガリガリとおこなっていますが、そのレベルぐらいの作業であれば特に重さも感じることはありませんでした。
データの読み書きに関してもM.2を積んでいるのでソフトやPCの立ち上げは爆速でかなりスムーズに感じられます。
といっても、動画の書き出しやハードにタブを開きまくるなどの重たい作業をするには性能的な不安要素が残るスペックですのでそこは要注意です。
美しいデザインとマットな質感
レビュー記事や公式サイトから写真を見たことはありましたが、実際に物を目にするとまた違った印象を感じさせるデザインです。
パッと見た印象のみだとMacBookの外観と似ていますが、エッジの角度や内側がツートーンカラーとなっていることもあり、MacBookよりも少しカジュアルな印象を感じます。
画面サイズは13インチとモバイル用途には最適なサイズ感で持ち運びにもちょうどいい大きさ。
画面はベゼルレスデザインとなっており、作業時の没入感も高く、最近のトレンドを踏襲しているのも好印象です。
キータッチ部分のフレームはカーボン調のような質感となっており、高級感を感じさせます。
これもギラギラとしつこい感じではなくアクセントカラーとしていい味を出しています。
また、手触りもツルツルではなく、マットで滑りにくい肌触りとなっているので、キータイプ時も安定してタイピングすることができます。
13インチながら本体サイズは小さめ
モバイル用途として気になるのが本体サイズ。
ということで、自宅でガンガンと使い倒しているMacBook Pro 13インチとサイズの比較をしてみました。
両方とも画面サイズは13インチのノートブックですが、「New XPS 13」のほうが「MacBook Pro」よりもやや小さい本体サイズとなっています。
「New XPS 13」は先端に行くに連れて段々と細くなりますが、MacBook Proは平たいデザインとなっており、デザイン的な印象はどちらかというとMacBook Airに近い印象を感じます。
こうしてみると「New XPS 13」のデザインも非常に洗練されているものだと改めて感じます。
また、閉じた状態から開く時も重心が後ろにあるので、本体を押さえたりせずとも、スルッと画面を開くことができるのも地味にありがたい。(MacBook Proは片手だと上手く開けないことが多い。。)
本体の重量は約1.2kgと片手でも軽々持てます。
これぐらいの重量であれば、カバンに入れて持ち歩くにもそこまで負担にはなりません。
各種接続端子について
接続端子は最近のノートブックらしくUSB Type-Cなので電源ケーブルや外部モニターへの出力など、すべて一元管理出来るのはありがたい点。
左サイドにはType-C 2ポート、右サイドにはType-C 1ポートとmicroSDスロットとポートは合計で3口あります。
2ポートだと流石に厳しいですが、3ポートあれば外部モニターやUSBハブなど接続しても問題なく利用できる口数なので安心です。
ただ、ガッツリと自宅でも作業したい人だと、右サイド2ポートがモニター2枚、左サイドはUSBハブなどとなり、ケーブルだらけで全く美しくなくなるのはもはやノートブックの宿命ですね。
キーピッチも悪くなく打ちやすい
キーストロークもパンタグラフ方式で打ちにくいという印象はありませんが、逆に特別打ちやすいといった印象もありません。
個人的にMacBookのペチペチキーボードはそんなに好きじゃないのでこれぐらいでも多少はストローク感があるのは嬉しいですね。
キーボードにはバックライトも搭載されており、暗所でも割と打ちやすいです。
また、明るさも3段階で調整が出来るので好みで点灯・半点灯・消灯と好みで選んで使うことも可能にうなっています。
高負荷がかかるような作業には不向き
そもそも、そういった用途向きの端末ではないので仕方ありませんが、高負荷作業には全く向いていません。
ちょっとしたバナー制作や画像加工でフォトショやイラレを開くぐらいなら問題ありませんが、何枚もレイヤーを重ねて重たい作業をしようとすると「ブワー」という排気音とともにめちゃくちゃPCが重たくなるので基本的には避けたほうが無難です。
ですが、ブラウザの複数タブ(10タブ程度)、エクセル、パワポ、フォトショぐらいの同時起動であればある程度サクサクと動きますので、私の利用用途だと今のところそんなに困ることは少ないですね。
どんなに人におすすめなの?
若干、人を選ぶところはありますが、新しいギークガジェット好きで洗練されたデザインに納得が出来る人にはおすすめのノートブックです。
ただ、冒頭でも少し話しましたが、値段的な制約があったとはいえど、めちゃくちゃ安いというわけでもありませんので、ロマンではなく実用性やスペックを求める人であれば個人的にThinkPadシリーズも選択肢に入れてもいいかもしれません。
ただ、ガジェオタ的にはその時の衝動に任せて好きな端末をポチるのが一番いいと思うので、そこはお財布とロマンを天秤にかけて選びましょう。
というか、個人的には制約さえなければ「ThinkBook 13s」も購入の選択肢に入れたかった。。。
まとめ
薄く、軽く、洗練されたデザイン、それなりのスペックと、本気の作業ではなくモバイル用途で十分なスペックとデザイン性を求める人であれば十分におすすめできるノートブックです。
100点満点の満足度というわけではなありませんが、特に目立ったデメリットもなく安定して平均点を叩き出してくれるのがDELL製品のいいところでもあります。
値段は公式価格で「約13万」と格安ノートと比べると高価な部類に入りますが、新型という響き、大きなデメリットを感じさせないスペックやデザインを考慮すれば、選択する価値は十分にあるのではないでしょうか。