オーディオ好きなら一度は悩むだろう問題。そう、スピーカーの配置問題です。
スピーカーから正確に音を聴こうと思うと、本来であればスピーカーと耳の高さを一定にする必要があるのですが、デスクに直接スピーカーを置いてしまうと、どうしても耳よりもスピーカーの位置が下になってしまいます。
そのスピーカーの位置問題を解消すべく、今回導入してみたのが無印良品の「壁に付けられる家具」です。
当初はデスクに置けるスピーカースタンドの購入も検討していたのですが「デスクに置くとスペース減るから嫌だなあ・・・・」と思っていたところ「だったら壁を活用すればいいじゃん」と唐突にひらめいて購入したのが今回の商品です。
ということで、無印良品の「壁に付けられる家具」でスピーカースタンドを作ってみたので、取り付けてみた感想を紹介しようと思います!
購入したのは無印良品の「壁に付けられる家具」
今回の目標は壁に棚をつけて疑似スピーカースタンドとして使用するということなのですが、ネットで探すといまいち幅や奥行きが合わないものばかりでした。
そこで目を付けたのが無印良品の「壁に付けられる家具」です。
他メーカーの棚だと奥行きは10cm〜12cmが多いところ、今回の棚は奥行きが15.5cmもあり通常サイズのモニタースピーカーであれば十分に置くことが出来ます。
また、こういった壁につける棚は強度的に壁にネジを打ち込むタイプが多いのですが、無印良品の棚はピンタイプなので賃貸でも最低限のダメージで棚を取り付けることが出来るのも嬉しい点です。
私は作業モニターを挟んで両サイドにスピーカーを配置したいので、今回は同じタイプを2個購入。
箱型のタイプで中に簡単な収納があるのも地味に嬉しいです。
取り付けもガイドを使えば比較的簡単
棚の取り付けも付属のガイドを使えば比較的簡単に取り付けることが可能です。
完璧を求めるのであれば水平器なども並行して使用したほうが取り付け時に傾くリスクなどは減らせるかと思いますが、私は面倒だったのでマスキングテープで仮止めして直接水平を確認しながら取り付けてしまいました。
使用しているスピーカーの奥行きと幅に注意
私が普段使っているモニタースピーカーは「FOSTEX PM0.3」というスピーカーなのですが、このスピーカーは横幅10cm・奥行き13cmなので今回使用している棚にギリギリ収まるサイズです。
比較的小型なスピーカーではありますが、背面のケーブルガイドまで含めるとかなりギリギリなラインなのでこれより大型のスピーカーをもし使う人は購入前にしっかりとサイズを計測しておくことをおすすめします。
実際に「壁に付けられる家具」の上にスピーカーを置いてみた
ということで、実際に無印良品の「壁に付けられる家具」の上にスピーカーを置いてみたらこんな感じ。
スピーカーを自分の方向に向けるとより奥行きが狭まって若干前が飛び出している気がしなくもないですが、何とかインシュレーターも置けているのでまぁ良いでしょう!
逆サイドにも全く同じ構成でスピーカーを置いてみましたが、PM0.3は右側に各種ノブやケーブルがついているので左サイドよりもさらにギリギリになって相当攻めた置き方になっています。
多分、インシュレーターをかまさなければもっとスマートに置ける気もしますが、インシュレーターは個人的に必須なのでひとまずはこのギリギリを攻めた状態で使ってみて、不具合があれば考えようと思ってます。
肝心な聴こえる音は変わったのか
ぶっちゃけ、変わったと言えば変わったような気もするし、変わってないような気もするのが正直な感想です。
ただ、耳よりも下にスピーカーがあった頃に比べると明らかに音が自分に向かって飛んできているのが分かるので、音にメリハリというか明瞭さは生まれたような気はします。
まぁ、今回は音質向上がメインなわけではなく、スピーカーの定位調整とデスク下のスッキリさせることが目的だったので個人的には問題ありませんけどね。
まとめ
「スピーカーの位置を耳の高さにしたいけどデスクに物は増やしたくない」なんて思っている人がいれば、今回の壁掛け棚を使った簡易スピーカースタンドは使える手法だと思うので、参考にして貰えればと思います。
もっと本格的にやろうと思えばツーバイフォー材などで支柱を作って、そこにスタンドを自作したりするのも楽しそうではありますが、それだと大掛かりすぎるので今回ぐらいの簡易棚が導入ハードルとしても低くてお試しには良いかなと。
オーディオ関連の問題は自己満足が強い部分かも知れませんが、せっかくいい音楽をスピーカーで聴くのであればちゃんとした方が没入感も上がって音楽を楽しめると思いますので、個人的には試してみる価値は十分あると思います。